CentOS Linux 8のサポートは2029年12月31日から2021年12月31日に短縮されました。その後はCentOS Streamへ引き継ぎ、アップストリームベンダーのダウンストリームビルドとして存在していたものを、アップストリームビルドに移行するとしました。
当サーバーも、一旦はCentOS Streamへ移行してみましたが、安定したダウンストリームビルドへ移行したいと考えてAlmaLinuxとRockyLinuxを検討していました。
2021年6月28日、Rocky Linux8.4がx8664およびaarch64の一般提供のアナウンスがあり、しかも移行ツールもGitHubのリポジトリで利用可能とのことで、今回移行してみました。
まずは既存のCentOS8を最新にアップデート
[root] dnf --refresh upgrade
移行ツールをダウンロードしますrocky-tools/migrate2rocky/migrate2rocky.sh at main · rocky-linux/rocky-toolsContribute to rocky-linux/rocky-tools development by creating an account on GitHub.
移行ツールに実行権を与えます
[root] chmod +x migrate2rocky.sh
移行ツールを実行します
[root] bash migrate2rocky.sh -r
-h # ->このヘルプを表示する
-r # ->ロッキーに変換する
-V # ->スイッチを確認する
とりあえず40分程度でRocky Linux8.4へ移行できました。
動作確認では特に異常は無いようですのでしばらく運用してみます。