DDコマンドでクローン作成

サーバーのHDDは定期的に交換する必要があります。
以前はRAID1(ミラーリング)でHDDを2台運用して不具合が出た方のHDDを交換していましたが、これが意外と交換時にサーバーを止める時間が長くなります。
そこで最近は稼働HDDは1台にして、定期的にクローンHDDを作成して用意した予備のサーバーに付け替えて置きます。
サーバーに不具合が生じたときは、電源を落とし、予備機のサーバーを稼働させるだけですぐに運用できます。
・・・ クローンHDDの作成 ・・・
1、fdiskで現在のHDDの構成を確認します。
su root
[root@harahara]# fdisk -l
ディスク /dev/sdc: 160.0 GB, 160000000000 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 19452
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x54f95c89
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdc1 * 1 64 512000 83 Linux
/dev/sdc2 64 9730 77637632 8e Linux LVM
/dev/sdc3 9730 19452 78097534 8e Linux LVM
ディスク /dev/sdb: 160.0 GB, 160041885696 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 19457
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x54f95c89
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdb1 * 1 64 512000 83 Linux
/dev/sdb2 64 9730 77637632 8e Linux LVM
/dev/sdb3 9730 19452 78097534 8e Linux LVM
UUIDの関係が変で起動ディスクがsdcになってしまっていますね。
ifがソースデバイスでofがターゲットデバイス、bsは読み書きのbytesize
[root@harahara]# dd if=/dev/sdc of=/dev/sdb bs=512
後はクローンが出来上がるまで(長時間かかる)サーバーは運用しながらクローンを作れます。